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センノハル

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私の名前から付けたタイトル。 “タクサンの幸せ”。 私にとってタクサンの幸せや、日頃の些細な出来事をのんびり更新します。

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Ganga

朝から雲行きの怪しい中、傘も持たずにShishu Bhavanへ。

仕事は以下の通り。

 ● シャワー後の子供の体を拭き、ベビーパウダーを付ける。
 ● それぞれサイズのあった服に着替えさせる。
 ● 歌を教える。
 ● 子供と遊ぶ。

 【10時頃:休憩】

 ● 食事補助
 ● 後片づけ

こんな仕事を毎日のようにしていると、子供たちの中にも
ボランティアのマネをしながら色々お手伝いをする子が出てくる。
特にNishaとMeetali、そしてAshaは施設内で年上の方なので
出来る範囲でやらせ、褒めてあげるととても喜ぶ。

施設内ではNishaが最も健常児に近い。
言葉が話せなくても言おうとしていることが通じたり、
色々な国の歌を聴いた時に「ゆかいな牧場」だけは大好きなのか
手を叩きながら大きな声で“イアイアオー!”と歌ったり。
彼女のふとした行動を見ると、健常児と大差ないのではないかと思ってしまう。

仕事後、Khalsaへ朝食を食べに行こうとすると・・・大雨。 洪水?
全く止む気配もなく、2台のタクシーへ乗り込む私たち。
・・・が、まもなく私たちが乗ったタクシーは前のタクシーを見失い
明らかにおかしな、そして川と化した道なき道を進んで(浮かんで?)いく。
私たちはと言うと・・・凄まじすぎる大雨によって引き起こされた浸水に大興奮。

「リアル・ジャングルクルーズ!」
「コルカタのガンガ!」

ワケの分からないことを叫んで笑ってひたすら写真撮影。
運転手は「馬鹿な日本人」と内心呆れているかもしれないけれど
そんな視線を少しも気にせず自然の脅威をご満悦。

結局、しばらくすると雨は小降りになったが、
これ以上タクシーで進むのは無理だと判断し、途中で降りる。
膝上ほどまである水の中を歩いてやっとの思いでKhalsaに到着。
その頃、もう1グループは既に昼食を注文していた。

昼食後、歩いてバス停まで行くのは無理だったので、初リクシャー体験。
交渉の結果、「Rs30で良いよ。」と言った運転手のリクシャーに乗り込む。
・・・と、動き出した瞬間、落ちそうなほど体が前に傾く。
日本で人力車に乗ったことはないけれど、絶対にインドの方が危ない。
なんせ彼らは俺様優先思考だし、この道の悪さだし。
私とユッコの運命は運転手の手が離れるか離れないかにかかっている。
インドに来てからバス、列車、タクシー、リクシャーと乗ってきたが
メトロ以外はどの乗り物も下手な絶叫マシーンより危なくて楽しかった。

リクシャーから降りた時にRs40を請求されたけれど、
交渉分のRs30と手間賃Rs2を払ってさようなら。
ケチで強くならなければ、簡単にお金が減っていく国、インド。

ステイ先に帰宅した後、Mr.ラヒリに旅行計画を話してみた。
すると予想外の猛反発を受けたので、負けずに言い返す私。
「今回は諦めて、次回行きなさい。」と説得されて引き下がる私ではない。
数十分の口論の末、Mr.ラヒリの言った一言。
「多くの日本人をステイさせた中で私に口答えしたのはあなただけです!」
そんなことを言われると尚更引きたくなくなる私。
結局はMr.ラヒリが折れるしかなくなった。

私は彼にとってとても扱いづらいゲストかもしれないけれど
マザーのダーラや娘のパロマにとっては仲良く話が出来る珍しいゲスト。
だって今までのゲストはほぼ日本語しか話せないから
2人とは挨拶以外あまり会話をしなかったみたいだもんね。
by senn0haru | 2004-08-10 23:15 | Volunteer Works

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