国内 Day⑧
特定の国で知らない人はいないというほど有名な日本人は多々います。
今日はユダヤ系の方に縁がある場所へ。
杉原 千畝
本名は“スギハラ・チウネ”だけれど名前が発音しにくいため、
海外では“センポ・スギハラ”として有名な彼。
私は今回のツアーで初めて彼のことを勉強したけれど、
今は日本の英語の教科書にも出てくるみたい。
自らの危険を顧みず彼らの亡命の手助けをした外交官です。
そしてここがビザの発給を再現した場所。
当時、日本とドイツは同盟国だったにも拘わらず、
ドイツの命令に背き、“命のビザ”を発給し続けたんだよね。
彼が発給したビザの数は2000件以上、
子供に対しては大人が連れて行けばいいと考えたため、
合計で6000人を上回るユダヤ難民の命を助けたことになります。
時間になるときれいなメロディーを奏でます。
今回のお客様は60代~70代の方たちだから、大半が戦争経験者。
それなので彼の映像を観て、涙を流す方もいました。
また自分たちの英雄である彼の記念館があまりにも小さいことに、
そして彼の歴史が簡略化されていることにショックを受けた方もいました。
日本では知られていない数多くの功績を遺した日本人。
私たちは今後も様々な国から英雄となった日本人について学ぶんだろうなぁ。
この国の人たちは車やバイクが大好きなので、
組み立て工場を見学している間中、子供の様に目を輝かせていました。
ガイドさんに聞くと社会科見学に来る小学生より遥かに反応が良いとのこと(笑)
中には「今日はここに泊まりたい!」と言う方もいました。
ただ私は皆が車に注目する中、ショールームのロボットに興味津々。
なんと指定された時間になるとトランペットの演奏を開始。
私たちが聞いたのは『Over the Rainbow』と金曜ロードショーのテーマ。
個人的にはルパン三世のテーマや『世界に一つだけの花』が聞きたかったんだけど、
海外のお客様と一緒に来ているから、皆が知っている音楽の方が良いもんね。
その後はホテルにチェックイン、夜から名古屋の街を散策。
お客様と別れると私はその足で地元の友達に会うため名古屋駅へ。
実は来月、彼女が友達と2人でお店を出すことになり、
偶然、数日前に連絡があり、お店のビラ用イラストを頼まれたんです。
描いて写メって送信、描いて写メって送信。
再会までに彼女が望む具体的なイメージを掴みたいからね。
友達から送られてきた写メと要望をもとに描いた1枚目。
「要望にはそえてるけど、可愛いすぎてウチラのキャラには合わ~ん!(笑)」
次は随分タッチを変えて元気っぽくした2枚目。
「大分良いけど、筆ペンで描くから、もっとシンプルで雑な感じが良い!」
そして当日、彼女と会って話しながら描いたイラストが・・・
彼女も彼女の友達も満足してくれたみたい。
彼女はハッキリとした意見を言ってくれるから修正がしやすいし、
お店を出すにあたってのヤル気が伝わってくるから、
こっちまで描いていて楽しくなります。
夕食も含めて2時間くらいしか一緒に入れなかったけど、
お店が落ち着いた頃にワーホリ仲間を連れて遊びに行くからね!