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センノハル

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私の名前から付けたタイトル。 “タクサンの幸せ”。 私にとってタクサンの幸せや、日頃の些細な出来事をのんびり更新します。

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Sexual Harassment

8時20分にShishu Bhavan到着。
久しぶりに小旅行から戻ってきた日本人ボランティアのユッコと再会。
彼女は明日帰国してしまうと言うのでタクサン話した。
仕事内容は以下の通り。

 ● 子供の体拭き。
 ● ベッドメイキング
 ● 屋上掃除
 ● 子供たちと遊ぶ。
 ● 洗濯物洗い

【10時頃:休憩】

 ● 子供たちと遊ぶ。
 ● 食事補助
 ● 後片づけ
 
久しぶりにBLUE SKY CAFEで昼食。
ティータイムの時にバラナス旅行の話で盛り上がる。
デジカメに写る様々な風景。
ガンガの沐浴、死体を流す光景、ヤギでガンガを渡る人々。
しかし充実した小旅行が出来たと言っていたにも拘わらず曇った顔をするユッコ。
問題はツアーガイドのセクハラにあったらしい。

聞いてみるとボディータッチやぼったくり、酒を勧めて服を脱がそうとする行為etc
彼はボスさんの友達らしいけれど、信頼していた分、ボスさんまでが激怒。
そうだよね、男性はほぼ信用できない国、それがインドだもんね。

ユッコと別れた後、デリ旅行用のバッグを見ていると後ろから声をかけられた。
「何探してるの? 君ひとり? どこから来たの? もう観光は済んだ?」
独り言のようにしつこい男性の言葉は続く。
「少し話をしようよ! Eden Gardenなんてどう?」
「そこ知らない。」
時既に遅し。 誘いを断るつもりの一言が仇になる。
「コルカタに来てそこに行ったことないなんてダメだ! さあ行こう!」
もう何を言っても後の祭り。 自分の性別が男だったらと感じる。

Eden Gardenに着き、彼が日本に関する話を始める。
彼に対する警戒が解けたところで少し周辺の観光案内をしてもらい
買い物の値段交渉にも立ち会ってもらい、
今回初めて一般のインド人と長い時間一緒にいることに気がつく。

英語の通じるインド人が少ないため、彼は大いに役に立った。
1つの点を除いて彼はインド人にしては良い人。
ただ、その1つの点が私にとって最も気に障るしつこいボディータッチ。
そんな時、ふと違った視点が見えてくる。
今まで彼と行った観光地はカップルが行くような場所ばかりであり
彼が他のインド人と話す時の態度は明らかに私を“俺の女”扱い。

事実を知ってウンザリしたので帰ろうとすると
「君の家の近くの駅まで送るよ」と私のバッグを持ちながらズカズカ駅に歩き出す。
車内で意味不明な質問を受け、さらに私のテンションは急降下。
「ホストファミリーに僕との出来事を聞かれたら何て話すんだい?」
「君は僕と出会えて幸せ?」
そして着いた駅は私の知る光景と全く違うものだった。
「ここはLake Gardenって言って、とても綺麗な湖があるところなんだ。」
そう笑って私の肩に手をかける彼。

その瞬間、“Noと言えない日本人”である私にも出てくる言葉があった。
“Don't touch me! You sucks!”
さすがの彼も反省して謝った・・・かと思ったら、どさくさに紛れて一言。
“Can I kiss you?”

その夜、もちろんホストファミリーと変態の話について盛り上がった。
Mr.ラヒリは顔色を変えて、どうして警察を呼ばなかったか心配し、
ダーラは彼の横で強く頷いた。
パロマは殴り倒してやれば良かった言い、悔しそうな顔を見せる。
今日は彼のおかげでホストファミリー全員と団結できた珍しい日になった。
by senn0haru | 2004-08-16 23:43 | Volunteer Works

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